【これだけで内定率大幅UP!】未経験分野への転職活動で必ずやっておくべき6つのこと

(2022/9/14更新)

昨今のAIブームを受け、データサイエンス職種を目指す方が増えています。学生時代にデータサイエンス系の学問を修了した(あるいはこれから履修する)人にとっては、採用される機会はいくらでもあるでしょうが、世の中そんな恵まれた方ばかりではありません。データサイエンス職種に限らず、そういった実績のない未経験者が転職する場合、転職の難易度はググッと上がります。特に私のように30歳を超えてからのチャレンジとなると、そのハードルの高さは棒高跳びくらいの高さになる感覚です。。。

若い方は若いというだけでポテンシャル(潜在能力)を持っているので採用される確率が高いのです。おめでとうございます。胸を張っていってらっしゃい。じゃあ、30歳を超えたおじさんにはチャンスがないのか?

答えはNoです。安心して下さい。ポイントを押さえれば、採用される確率は上げられます。30代半ば、妻子持ち、業界職種未経験と、あまり恵まれた条件ではなかった私も、苦労しましたが、希望通りAIエンジニアへの転職を果たせました。

本記事では、私自信の転職活動の振り返りを兼ねて、未経験職種への転職活動において成功率を高めるために「やっておいてよかったこと」、「やっておけば良かったこと」のトップ3を共有します。データサイエンス系職種に限らず、どの職種にも共通する考え方が多いと思いますので、これから未経験職種への転職を目指す方のヒントとなりましたら、幸いです。

今回は転職活動編ですが、未経験からAIエンジニアになった私の独学内容の全てをこちらで紹介しているので気になる方はこちらも読んで下さい

やっておいて良かったこと トップ3

1位 転職の軸を明確に決めること

転職の軸とは、転職の目的です。今回の転職で絶対に叶えたい条件を明確にすることと言えます。転職の軸は、転職の成否を決めると言っても過言ではないくらい重要です。必ず転職活動の一番最初に作って下さい。設定した軸によっては、転職せずとも現職で実現可能(会社内の異動など)という結論に至るかも知れません。そうなるとその時点で転職活動は終了です。おめでとうございます!

転職の軸なしに転職する行為は、ルールを知らずにサッカーの試合に出場するようなものです。見よう見真似でそれっぽくプレー出来たとしても、自分が目指すゴールが分かっていないので、一生ゴールを決めることは出来ません。転職エージェントとしても、転職の軸がないまま相談に来られても、どんな求人を紹介すればよいのか困ってしまいます。実際、同じ職種の求人でも条件は様々です。転職の軸から優先順位をつけて、これだけは絶対に譲れないという条件を提示しましょう。転職することが目的になっては、転職活動は失敗に終わってしまいます。転職の軸は、面接でも掘り下げて聞かれるので、真っ先に軸を固めましょう!(企業側にとっても、転職の理由・目的を聞いておかないと、うちに入ってもまたすぐ転職するんじゃないの?と心配なのです)

肝心の転職の軸の決め方は以下の通りです。

  1. 将来なりたい自分を思い描く
  2. 現状と将来像のギャップを明確にする(現職で、理想の将来像を実現可能か?)
  3. ギャップを埋めるためのアクション(優先事項も)を決める

特に①はじっくり時間を掛けて、自分自信に問いかけて考えてみて下さい。

【参考】私の転職の軸は、

  1. 【将来なりたい自分】これまで、専門スキル(機械学習やプログラミング)を発揮して同僚から感謝・信頼を得られた経験にやりがいを感じた。今後はもっと専門スキルを高めていきたい。
  2. 【現状と将来像のギャップ】現職の環境では専門スキルを伸ばせる環境にない(専門家が少なく急成長が見込めない)ため、理想の将来像を実現困難。
  3. 【ギャップを埋めるためのアクション】データサイエンスという専門スキルを使って顧客の課題解決により感謝・信頼を得られる職種への転職を希望。データサイエンスの専門家が多くいる中に飛び込み、自分も急成長したい。

という感じです。さらに、この軸から導き出される私の求人の条件(優先順位)としては下記の通りです

私の転職の軸から導いた求人の条件(優先順位順)

  1. データサイエンスを活用した課題解決をする職種(職種チェンジが最優先)
  2. 成長環境(専門スキルを飛躍させたいため、社員同士、切磋琢磨しあえる環境を希望)
  3. 多くの顧客の課題を解決する仕事(仕事を通じて感謝・信頼を得ることにやりがいを感じるため)
  4. 勤務地(持ち家のため)
  5. 給料(未経験なので贅沢言えない。まずは実績を積みたい)
  6. 業界(業界は問わない)

転職の軸が明確であれば、マジで迷いがなくなります。自分の目的に沿った選考しか受けずに済むので効率も良いです。転職エージェントに軸に沿わない求人を勧められても、秒で断りましょう。

2位 実績作り

冒頭でも触れましたが、未経験転職の場合、実績がないとマジで相手にされません。ほんと残酷なくらい。

未経験転職においてこちらの存在を認識してもらうためにも実績作りはマストです!念のため、ここで言う実績とは、独学やスクール等の「学習の積み上げ」ではありません。「希望職種(AIエンジニアやデータサイエンティスト)として、業務を行った経験」を指します。

・・・はい?

でも「そもそも未経験職種への転職なんだから、そんな経験あるわけないじゃん」とツッコミが入りそうですが、これに対する答えは「現職の業務において、希望職種で求められるスキル(AIやデータサイエンス、プログラミング)を使った経験を積む」ということです。私のようにデータサイエンス職種を目指すなら、どんな業界・職種であれ下のようなニーズはあるはず。

  1. 過去データを元に将来を予測するニーズ
  2. 日々の繰り返し作業(エクセル等)をPythonで自動化するニーズ

現職におけるこれらのニーズ(課題)に対してどんどんスキルを使い倒して解決を試みるのです。成果がショボくても全く問題ありません。自分がなりたい職種に対して前向きに勉強し、なおかつチャレンジしている点が高評価に繋がります。私は前職の業務においてデータサイエンスを活用した際、そもそも職場に環境が整っておらず、かなり苦労しましたが、今となってはその苦労が自分の成長に繋がったし、選考における一番のアピールポイントにもなりました。未経験(素人)ですから、大して自慢できるほどの成果を上げたわけでもありません。でも勉強だけして実際の課題に取り組んだことがない人と、一歩踏み出してリアルな課題解決に取り組んでいる人ととでは大きな差があるということです。

(実績を作れば、こんくらいにはなれる!圧倒的な差が生まれる。)

もう一度言います、「独学してます」、「スクールに通ってます」だけではマジで相手にされません。どんな手を使ってもいいので、「実績」を作って下さい。転職しようと思っているくらいですから、失敗なんてそもそも怖くないはずです。失うものなんてありません!チャレンジしましょう。場合によっては、チャレンジした成果により現職での評価が上がってしまい、希望の部署へ異動できたなんてオチになるかも知れませんよ。

クラウドワークス等で仕事を受注して実績を作る方法もありますが、仕事を受注するのにも実績が必要なんですよね、、、うーん。残念(笑)実績作りたいのに、実績を求められるジレンマ!

3位 転職エージェントにフィードバックをもらう

志望度の高い企業の選考に落ちてしまったら本当にショックでしょうが、落ち込んでいる暇はありません。面接等で失態をしたとか、ダメだった理由が容易に想像つく場合は良いのですが、悲しいことに大半は何がダメだったのか曖昧なまま、今後の活躍をお祈りされてしまいます。その場合、エージェントにお願いして企業側からの評価のフィードバックを得た方が次の選考に繋がります

「転職理由が曖昧」、「実績不足」、「マネジメント経験の不足」など、この程度ですが、教えてもらう事が可能です。これでも、どの程度のレベルまでいけば採用してくれるの?という疑問は残りますが、少なくとも改善する方向性は間違わずに進むことが出来ます。マネジメントを求められているのに、別の能力を必死に磨いてアピールしていても採用されません。しっかり的を得た対策をして次の選考に備えましょう。

また、エージェントに職務経歴書(レジュメ)を添削してもらうのも有効です。自分で書いている文章が他人にとっても分かりやすいかなど、自分ではなかなか分かりませんので、第3者に見てもらうのが一番です。中でもやはり転職のプロ(エージェント)に見てもらうのがベストでしょう。エージェントにとっても、貴方に転職を決めてもらわないと報酬が出ないわけですから、有効なアドバイスをくれるはずです。ただ経験上、大手のエージェントほど個別のレジュメ添削に対応してくれない場合が多いです。参考まで、記事下の備考欄に私が添削をお願いしていたオススメのエージェントを載せておくので、参考として下さい。求職者にとって、転職エージェントは貴重な相談相手です。転職活動の最中は、同僚や同期にも相談しないケースが多いからです(私もそうでした)。一人で悩んでいても大きく前進出来ません。活用しない手はないでしょう。

番外 覚悟を決めること(実は最重要かも!?)

精神論かよとツッコミを入れられそうですが、今となって振り返ってみると最重要かも知れません。覚悟を決めている人には、それこそ覇気(オーラ)があります。まさに、面構えが違います。自信が満ち溢れており、こいつに任せれば間違いないと思われます。まだ何もしてないのに、、、

また、転職活動に限らず、普段の生活においても、自分のやるべきことに集中できます。今日は疲れたし明日やればいいやという気がまず起こりません。私の場合、データサイエンスの独学を始めた当初から、「転職しないと、あのストレス環境に自分は殺されてしまう」という危機感や緊迫感の中、「絶対にここから脱出してやる」と覚悟を決めて取り組んでいました。内定が出ても出なくてもどっちでも良いやと思っている人と比べて、結果がついてくるのは明白でしょう。また、いざ内定が出た際も、一般的には「本当にこの企業に転職してもいいのかな?現職のままの方が良いのでは?」といった迷いが生じるようですが、私には一切の迷いがありませんでした。

皆様も覚悟を決めて下さい。覚悟を決めれば、結果は勝手についてきます。

(心臓を捧げよとまでは言いません。)

やっておけばよかったこと 後悔トップ3

私は出来ていませんでしたが、振り返ってみて、もっとこうしていれば良かったなという反省点や改良点を挙げてみました。

1位 最初から個社ごとにレジュメを作成すべきだった

企業研究や自己PR、志望動機など、1社1社個別に対応していると、とてもじゃありませんが回りません。が、手抜きをして、どの企業にも出せるようなレジュメを出しても通過率はものすごく低いです。実際に私も志望度の低い企業で試しましたが、15社出して1社しか通りませんでした(通過率6%)。その後、志望度の高い6社で、個別に対応したら6社中3社通過しました(通過率50%)。

レジュメというのは会社に送るラブレターです。万人に当てはまるようなありきたりな文章では、全く響きません!手抜きは禁物です。そもそも、未経験転職を目指す皆さんは、始めからハンデを背負っている立場です。ここで手を抜いている場合ではありません。始めから、個別に全力でぶつかっていかないと、会っても貰えません。これが1つ目の反省点です。

2位 複数社同時に選考を進めるべきだった

大半の企業は内定を出してから、こちらの入社意思を伝えるまで1週間程度しか待ってもらえません。みなさんもプロボーズ(告白)して、1週間も回答を待ってくれなんて言われたら、熱が一気に冷めますよね?一緒です笑。そういう意味で、本命の企業の選考は同時並行で進めないと、内定を保留ってことが出来ません。と言っても、スケジュールを合わせづらいのも確かです。同じエージェント経由なら、うまく日程調整してくれる場合もあるでしょうが、エージェントが異なる場合の調整は困難です。

私の場合、最初に内定が出た企業とは別に選考を進めていた企業がありましたが、その選考まで待ってもらえず、最初に内定が出た会社に入社を決める事になりました。どちらも同じくらいの志望度だったので結果としては良かったのですが、選択肢は多いに越したことはありませんので、もしもう一度転職活動をするなら、複数社同時選考を心がけると思います。実際は大変ですけどね!

これは転職エージェントに教わったテクニックですが、複数社同時に最終選考を迎えるためには、先に最終選考に進んだ方の日程をできるだけ伸ばすしかありません。現職の業務負荷が上がり、いついつまで予定を空けることが出来ませんなどと理由をつけて、本命の企業の選考が進むまで伸ばせれば、時期を重ねることが出来ます。あまりに延期が長いと歓迎されないでしょうが、2週間程度なら大丈夫ではないでしょうか。恋愛と違い、転職活動は浮気しても怒られませんので、余力がある方は試してみて下さい。

3位 家計を把握しておくべきだった

転職の話をしているのに急に何の事?と思われるでしょうが、超重要です!

残念ながら、未経験転職者のあなたの報酬は現職の給料を超えることはないからです。

・・・・・・・・。

あれ?急に耳が悪くなった? あ・な・た・の給料は、下がりま~す あ、聞こえてた?笑

企業は貴方を一人前になるまで教育する必要があるのです。そんな即戦力ではない貴方に高い報酬を渡すでしょうか?シンプルに否!輝かしい経歴の持ち主なら分かりませんが、そんな方はこの記事の対象者ではありません。(今すぐGoogleでもAmazonでも行って下さい。)新卒と違って、転職活動中には、給料面の交渉をするケースが多いです。実際「給与はいくらを希望されますか?」と聞かれて戸惑いましたが、その際に絶対に譲れない額を伝えるのに、自分の家計を理解しておかないと、転職出来たは良いけど、家計が火の車なんて事になりかねません最低限、給料をいくら貰えれば暮らしていけるか、この際に把握しておきましょう。

私の場合、「未経験の分際なので、現職で貰ってる給料の2割減でも良いです」と提示しましたが、正直そんな額では生活出来ないとこでした。幸いにも給料面でも良い条件を貰えたので、難を逃れましたが、危険な行為でした。独身ならなんとかなるかも知れませんが、扶養する家族をお持ちの方はしっかり家計も見ておきましょう。

おまけ

最後に私が活用していた転職サイトや転職エージェントを最後に紹介します。参考として頂ければ幸いです。

私が使っていた転職関連サイト

ビズリーチ

転職エージェントや企業からオファーが届くため、自分の市場価値を簡単に測る(自分を採用したいと思う企業がどれだけあるか把握する)ことが出来る。
※気になったオファーにだけ返信すればよいので、煩わしさも皆無。登録無料。ハッキリ言って登録しない理由がない。

OpenWork

現職や退職者の口コミ・評価が見れるため、企業を選定する際の参考になる。すでに転職した方の口コミが多いため、バイアスがかなり掛かっていることには注意が必要。
年齢別、職種別の年収なども見れるので本当に参考になる。

私が使っていた転職エージェント

転職って気軽に周りに相談できる状況ではないため、孤独になりがちですが、転職エージェントは非常に強い味方になります。是非活用しましょう。

私が活用した転職エージェントはこちらで紹介しております。

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最後に

以上が、私の未経験転職の振り返りです。最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
この記事読んだからにはきっと内定貰えますよ!自信を持って行ってらっしゃい!

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