最短最速で未経験からAIエンジニアになるには【実例を使って徹底解説】

こんにちは、takeです。本ブログでは30代、未経験からAIエンジニアにジョブチェンジした経験を発信しております。

今回は、最短でAIエンジニアになるための方法を共有します。具体的なサービスを使って解説するので最後までお付き合いください。

AIや機械学習を一から網羅的に勉強してももちろん良いんですが、皆さんそんな暇じゃないですよね?クソ真面目に一から勉強していては、時間がいくらあっても足りません。また、網羅的にと言っても、変化が激しい世界のため、全然キリがありません。皆さんの興味や関心、モチベーションがそんな長期間続くとも限りません。きっと高確率で挫折することでしょう。

そこで、本記事では最短最速でAIエンジニアになる方法を紹介します。

名付けて、逆算大作戦

最短、最速で未経験からAIエンジニアになる方法。それは。。。

名付けて、「逆算大作戦」です。青学駅伝部の作戦名みたい(笑)

箱根制覇へ青学大は原監督の戦略がカギ。調子は上向きも強み区間がない|陸上|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva

「きちんとスタートとゴールを把握した上で、現状の自分に足りない点を認識し、その足りない点を補うように逆算して実績を積む」というものです。ふざけた名前ですが、内容は至って真面目です。

一般的にやりがちな、成り行きや雰囲気で資格をとったり、教科書を網羅的に勉強する方法と比べて何が違うのでしょうか?

まず、一口にAIエンジニアと言っても、目指す業界や企業によって求められるスキル・経験【目的地】は様々です。また同様に、今持っているスキル・経験・在籍している業界・職種【現在地】も様々です。よって、AIエンジニアになるのに、誰にでも当てはまる絶対的なパスなんて存在しないと言うことです。これは、同じスポーツ選手でも、サッカー選手と野球選手で求められる技術・スキルが全然違うのと同じです。サッカー選手を目指すならボールを蹴ったり、シュート練習、ミニゲームをしましょう。野球選手を目指すなら、ボールを投げたり、バッティング練習をしましょう。

先程、比較対象に出した、何となく教科書を網羅的に勉強したり、資格を取ったりする方法、これは超非効率です。AIエンジニアになるという目標に近づいているのか、日々不安に襲われます。どこかでつまづいた際にも、モチベーションが切れて途中で挫折してしまうかもしれません。せっかくの努力が無駄に終わらないためにも、逆算大作戦を推奨します。

前置きが長くなりましたが、以下、逆算大作戦の具体的な手順を解説します。

逆算大作戦の手順

くどいようですが、逆算大作戦をもう一度一言で言うと、「きちんとスタートとゴールを把握した上で、現状の自分に足りない点を認識し、その足りない点を補うように逆算して実績を積む」方法です。具体的な手順としては、下の図にある4項目からなるループをグルグル回すだけです。

  1. 市場価値【現在地】の把握
  2. 応募要件【目的地】の確認
  3. ギャップ【距離】の把握
  4. 実績づくり【手段検討&移動&マップの更新】

登山をイメージして頂くと分かりやすいです。
「まず、自分の現在地と目的地から距離を把握して、どんなルートをたどるか計画します。」
「そして、実際にその計画通り歩を進め、ある程度進んだらマップを更新して現在地を確認します。」
「目的地に着くまでこれを続けます。」

「当たり前やん。馬鹿にすんな!」と思いましたか?でも、不思議と「未経験からAIエンジニアになる」という課題になったら見失うんです。

では、各手順で具体的にどんなことをするか見ていきましょう。

①市場価値の把握

まず、今の自分のキャリアで、企業や転職エージェントからどれくらいのオファーがあるのかを把握しましょう。IT系で働いていますとか、プログラミングやったことありますとか、大学でコンピュータ・サイエンスを専攻していましたという方々は、AIエンジニアとの親和性が高いので、現時点でオファーが来る可能性があります。この時点で、企業や転職エージェントから自分が希望するオファーを頂けていれば、選考に進めば良いです。全然、希望するオファーがない方は、次の②に進みます。

②応募要件の確認

次に、自分が入りたい企業のAIエンジニアの求人から、どんな応募要件が必要なのか確認します。一口にAIエンジニアと言っても要求されるスキル・レベル・専門分野は本当に様々です。

例えば、

3〜5年の実務経験が必要なものから、全く知識も経験も必要ないポジションまで。

求められるAIの専門分野も、画像なのか、自然言語なのか、探索レコメンドエンジンなのか。

他にも、特定の資格やコンペ等での実績、論文執筆経験が問われるのかとか。

これが、「逆算大作戦」が重要となる理由です。

③ギャップの把握

①と②により、自分に足りないスキル・経験が明確になります。ここでは、そのスキル・経験をどうやって獲得するのか検討しましょう。

例えば実務経験や開発経験が問われるなら、それらが獲得できる部署やチームへの社内異動ができないかとか。それが無理なら、自分が今携わっている業務に取り入れる方法はないのかとか。これも立派な実務経験です。本業に余裕のある方は、副業(ランサーズ等)で何かしらのシステム開発を受注しても良いかもしれません。

特定の資格が求められるなら、その資格の勉強は必須ですし、コンペでの実績が優遇されるなら、積極的にKaggleやSignateをやれば良いです。とにかく、今の自分にできることは何か?と知恵を振り絞りましょう。

④実績づくり

あとは、③で計画した通り、実践あるのみです。ただただ盲目的にやっていた資格の勉強などとは異なり、迷いがなくなるはずです。実践となると、失敗したらどうしようと尻込みしてしまう人が多いと思いますが、失敗もアピールになるので、気にせず積極的に実績づくりに励んで欲しいです。

実績が作れたら、キャリアを更新して①に戻ります。


こうして、①でオファーが来るか、③のギャップがなくなるまでこのサイクルを回し続ければ、その後の選考もスムーズに進み、最短でAIエンジニアになれるはずです。

逆算大作戦の例

以下、具体例を挙げます。前提として、スタート地点は全くの未経験者とし、ゴールだけ異なる3パターンを示します。いずれも実際の求人から引っ張ってきました。②の応募要件が求人によってどれくらい違うのかご理解頂けるかと思います。

例1 知識だけ問われるパターン

例えば下のような求人です。

かなり条件が甘い例です。このパターンなら、サラッと知識をつけて簡単なハンズオンなどができたら、エントリーしちゃいましょう。「あーでもない、こーでもない」と、いつまでも頭を悩ませる時間がもったいないです。

  1. 機械学習やディープラーニングの概要理解
  2. ハンズオン教材等を参考に、PytorchやTensorFlowで実装経験を積む

例2 実務経験も問われるパターン

例えば下のような求人です。

このパターンは実務経験を問われているので、「頑張って資格を取ったので、採用して下さい」では全く通用しません。自分が今関わっている業務に統計や機械学習を応用できないか考えて実践するまでが問われます。

  1. 機械学習や統計の概要理解
  2. 自分の業務への応用 or 実績が積めそうな部署に社内異動 or 副業でデータ分析業務を受注など。

例3 特定分野の開発経験が問われるパターン

例えば下のような求人です。

このパターンは、まさにAIエンジニアとしての経歴を求められているので、諦めましょう(笑)未経験者にはハードルが高すぎます。まずは、例1や例2の基準で募集しているような企業に入って、開発経験を積むのが最短と思います。

  1. 機械学習やディープラーニングを実務で活かす
  2. まずは選考基準の低い別の会社に入って開発経験を得る
  3. 希望の会社にエントリーする

逆算大作戦に使えるサービス

この逆算大作戦を実行するために使えるサービスを紹介します。いずれも私が実際に使ってみて良かったものです。

 市場価値の把握

市場価値把握にはビズリーチが圧倒的にオススメです。

キャリアを登録すれば、次々に企業や転職エージェントからオファーが舞い込んできます

オファーは興味がなければ無視していればよく、煩わしさがありません。自分のペースで転職活動ができます。

また、登録したキャリア情報以外の個人情報は守られているため、今働いている企業に活動がバレません。Linkedinもビズリーチとほぼ同様に利用できますが、ビジネスSNSという形態ゆえ、第三者にキャリアの情報が知れ渡るデメリットがあります。

無料で利用できます。有料プランもありますが、無料の標準機能で充分です。

企業からのオファー例

下の画像のように企業の採用担当者からチャット形式でオファーが来ます。オファーには2枚目の画像のように、求人内容(仕事内容や応募資格、労働条件)も添付されています。

もしオファーに興味があれば、返信すれば選考が始まります。通常の転職活動と同じで、書類選考、面接となるケースが多いです。

転職エージェントからのオファー例

下の画像のように、転職エージェントからチャット形式でオファーが来ます。返信しない限り、エージェントには会員IDしか分からないので、興味がなければ無視しておけば良いです。

具体的に紹介できそうな求人を挙げてくれている場合も多いので、興味があればチャットに返信して相談すれば良いです。相談したら即求人を紹介してくれるわけではなく、まずは面談が設けられるので、そこで自分のこれまでのキャリアや今後のキャリアについて伝えましょう。

応募要件の確認

応募要件の確認にはdodaレバテックがオススメです。理由は、シンプルに求人数が多いからです。「AI エンジニア」で求人検索したら、Dodaの求人検索で9,400件、レバテックの求人検索で5,400件の求人がありました(2022/7/31現在)。
この中から、自分が目標とする求人を探して下さい。これだけのボリュームがあれば充分かと思いますが、もしこれでも自分の行きたい企業が見つからない場合は、企業のHPに行ってみるか、転職エージェントに登録してみましょう。というのも、これらの求人サイトで公開されている求人情報はほんの一部だからです。転職エージェントに相談してみて、自分が希望する企業や、適正のある企業の求人があるか聞いて見るのもよいでしょう。

ご参考まで、私が使ってみてオススメできる転職エージェントはこちらで紹介しております。
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最後に

以上が『最短最速で未経験からAIエンジニアになる方法』です。いかがでしたか?特段すごい方法ではなく、基本に忠実な方法かと思います。ぜひ、この逆算大作戦を使って、最短ルートでAIエンジニアになって下さい。目標が明確なアナタは、周りより遥かに早く達成できるはずです。あとは行動あるのみ。皆様のご活躍、ご健闘を祈っています。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。コメントなどございましたら、お気軽にお願いします。

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