(2023.01.02更新)
こんにちは、現役AIエンジニアのtakeです。30代半ば、未経験からAIやデータサイエンスを独学し、AIエンジニアに転職した経験を発信しています。
今回は、未経験からAIエンジニアへ転職するためのロードマップをお届けします。この記事を読めば、途中で迷うことなく、未経験からAIエンジニアになることができます。それでは、早速解説していきます。
1.未経験でもAIエンジニアを勧める理由
前置きとして、私が未経験でもAIエンジニアを勧める理由を手短に説明します。結論、以下の3点です。
- 「人間技を簡単に超えることができるから」
- 「未経験でもなれるチャンスがあるから」
- 「どの業界でも活躍できるポテンシャルがあるから」
理由1:人間技を簡単に超えることができるから
AI全盛の今、AIの凄さを改めて私から語るまでもないと思いますが、これまで人間がいちいち目視や耳、手を使ってやって来た膨大な作業をAIなら、「圧倒的なスピードで」、「安定した精度(再現性)で」、「24時間365日稼働」させられるんです。純粋に考えてヤバくないですか?このAIを使いこなせるようになれば、アナタもめでたくヤバい人間の仲間入りです。些末(さまつ)な仕事から開放され、より付加価値の高い仕事に集中できるんです。マジでワクワクしませんか?
理由2:未経験でもなれるチャンスがあるから
そしてこのAIやデータサイエンスを扱える職種である、AIエンジニアは、弁護士や医師などのように超難関の試験をパスしないとなれないようなものではありません。もっと言うと専門の大学の学位すら不要です。無免許・無資格でなれるんです。現に私も無免許・無資格で現職(AIエンジニア)に就いています。言葉の響きが悪いですが(笑)。しかもデータサイエンスに関する情報は非常にオープンで、誰でも安価に入手でき、誰でもやる気さえあれば習得できます。無料で学べる講座もたくさんあります。無料講座なんて品質が悪いのでは?と侮ってはいけません。大学や企業が自身のネームバリューを背負って出してきている高品質なものばかりです。こういった学習環境が整っていることは、非常に幸運なことです。誰にでも平等にチャンスがあります。
理由3:どの業界でも活躍できるポテンシャルがあるから
また、AIエンジニアはどの業界でも活躍できるポテンシャルがあります。あらゆる業界・職種において数字を扱わない仕事はないはずです。バイトやパートであっても例外なしです。過去のデータから未来を予測したり、品質向上のための要因分析をしたり、業務の効率化をしたり。どの業界・職種の方でも、現職にAIやデータサイエンスを掛け合わせることで、業務変革をすることができます。つまり誰でも希少な人材になれるってことです。
こんにちは。 大企業勤務歴10年、全くの未経験からAIや機械学習、データサイエンスを独学し、AIエンジニアへ転身したtakeです。 今回は、私がなぜ未経験者にAIエンジニアやデータサイエンティストへの転職を推すのか、手短に解説します[…]
これらの理由からハッキリ言って、AIやデータサイエンスを学ばない理由はありません。仮にAIエンジニアになれなかったとしてもあなたの人生にプラスに働くことは間違いありません。ノーリスクハイリターンです。未経験でも今すぐAIやデータサイエンスを学びましょう!!
2.AIエンジニアになるには
AIエンジニアになるには、3ルートあると考えます。順番に解説します。
ルート1.自称AIエンジニア
このルート1なら誰でもなれます。当然です。自称だから(笑)。前段で、AIはどんな仕事でもマッチするという話をしました。
どんな簡単なタスクでも良いので、AIやデータサイエンスを用いて業務改善を行ってください。過去のデータから未来を予測するとか、不良の傾向を分析するとか、探せばいろいろあると思います。簡単な業務でも改善できれば、自称でも立派なAIエンジニアですよ!
実は、後述する他のルートを使う場合にも、結局はこのルート1で得る「実績」が必要になるので、未経験者ならこのルート1は欠かせません。このルート抜きにAIエンジニアを目指すのは、ハッキリ言って運任せです。このルートを辿った方が、実際にAIエンジニアになった際の仕事のイメージも湧きますし、思っていた仕事と違うなどのミスマッチがなくなります。
まずは自称でええじゃないか。
ルート2.社内異動
続いて、ルート2です。自称では不十分。肩書きが欲しいという方は、現職にAI開発、データサイエンスに関する部署があれば異動希望を出しましょう。ただ、異動希望がすんなり受け入れられることの方がレアケースでしょう。そこで活きて来るのがルート1で紹介した自称AIエンジニアとしての「実績」です。実績によって異動希望が断然通り易くなると思います。とは言っても、異動希望が叶わないケースが大半でしょう。私の勤め先もそうでした。自分なりに実績を作るなどやれることを一通りやり、それでも希望のキャリアが現職で積めないのであれば、最後の砦。ルート3の出番です。
ルート3.転職
現職内での異動が難しいなら、他社の該当ポジションへの転職を検討しましょう。結局、AIエンジニアになるには転職が手っ取り早いです。新卒では総合職として採用され、入社してから配属が決まる(結局、希望職種に就けない)ことが多いですが、転職は違います。希望の職種で働くことを前提に採用してもらえるため、確実にAIエンジニアとして働くことができます。余談ですが、面接官が将来の上司の場合が大半のため、いわゆる「上司ガチャ」も存在しません。
現職で希望のポジションが空くのを待っていても希望が叶う確率が低い、且つ時間も掛かるので、社外に目を向けましょう。一生懸命探さなくても、たくさん求人は見つかりますよ。
3.転職戦略
先に述べた通り、未経験からAIエンジニアになるには転職が確実です。とはいえ、転職も甘くはなく、誰でも彼でも採用してくれるわけではありません。そこで活きて来るのが、前章のルート1で述べた自称AIエンジニアとしての「実績」です。未経験者でもこの実績があることで、採用確率がグッと上がります。水戸黄門様で言うところの紋所です(伝わるのかな?)
全くの未経験者と比べ、天と地ほどの差があります。自信をもってアピールしましょう。
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どんな実績を積めばよいかイメージが湧かない場合は、ヒントは求人票の応募要件欄にあるので見てみて下さい。何社かの求人を見て、共通して出て来るキーワードを元に、現職で実績を積めば最強です。安心してください。めちゃくちゃショボい実績で良いんです。大事なことは「なりたい」という想いだけではなく、行動が伴っているという事実です。
また、求人の応募要件の全てをカバーする必要ありません。どれか一つでも該当する実績を積んでいればOKです。失敗したらどうしようと悩む必要もありません。失敗は列記としたアピールになります。挑戦しないと失敗はできないからです。失敗から学んでいれば問題なし。どんどんチャレンジしましょう!
4.実績作り
どんな実績を作るか明確になったら、その実績作りのために必要な知識を習得しましょう。注意が必要なのは、勉強のための勉強をしないことです。「勉強頑張ってますよ」アピールだけでは、採用されないからです。なぜなら、企業は「あなたに勉強して欲しい」わけではなく、「勉強で得た知識を使って、業務改善などで価値を提供して欲しい」からです。また、勉強と言ってもクソ真面目に教科書の1ページ目からやる必要もありません。必要な知識のみで良いので、効率よく勉強しましょう。それが最短ルートです。
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5.転職活動
実績が積めればもうこっちのもんです。いよいよ選考に入っていきます。転職エージェントに相談し、希望に沿う求人を紹介してもらいましょう。転職エージェントは求人紹介や選考日程の調整を代行してくれるサービスです。中には、職務経歴書の添削や面接練習までやってくれるエージェントもいます。こちらで料金を負担する必要はありませんので、安心してフル活用しましょう。※彼らは成果報酬(皆さんがそのエージェント経由で転職したら企業から報酬を貰うこと)で生計を立てています。ご安心を。
転職活動は相談相手がおらず、一人で悩みがちですが、転職エージェントなら気軽に相談できますよ。相談したら最後。内定が出たら絶対に転職しないといけないわけでもありません。そんなサービスヤバ過ぎるでしょ。どんな求人が市場にあるのかといった情報収集や、今の自分の職務経歴でどれだけの企業が自分を採用したいと興味を持ってくれているのかなど、自分の市場価値の把握が目的でも歓迎されます。登録しておいて損はありませんので、おススメです。
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その他、選考を進める中で必要になる職務経歴書、面接対策などはこちらで紹介していますので、ご参考にしてください。
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6.最後に
未経験なら尚更ですが、どうしても転職のハードルが高いのでは?と思われる方が多数かと思います。それでも私は未経験転職を勧めます。自分のやりたい仕事が見つかるかもしれないし、嫌でも成長できるし、市場価値が上がるし、とメリットしかないからです。やる前から諦めるなんてもったいないこと言うのやめましょう。
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これからは人生100年時代。企業よりも人間の寿命の方が長くなる時代です。つまり、あなたの労働人生において、企業が先に死ぬ(潰れる)リスクの方が高いということ。よって欧米のように、転職が当たり前の社会になっていくと言われています。世間全体がやばくなってから動くのではなく、早め早めに自分がやりたい仕事、成長できる仕事、自由度の高い仕事を見つけて、どんな会社でも活躍できる人材になりませんか?個人的にはそっちの方が人生楽しいと思います。ずっと同じ会社を勤め上げるのも美学なのでしょうが、自分にもっとマッチした会社、仕事があるかもしれないことを考えると機会損失では?と個人的には思ってます。
是非この機会に、ご自分の人生をどうしたいかも含めて考えて頂ければと思います。それでは今日はこの辺で。